国産畳の現状
良い【たたみ】は良い【いぐさ】から
ご存知ですか?たたみの現状
たたみって国産じゃないの?とよくお客様から言われます。
しかし現状は中国産の畳表が約80%を占めています。その原因として価格競争により品質重視ではなく価格重視になってしまった事や業界の入札制度や流通形態などさまざまな要因があげられます。
日本のいぐさ農家の減少
中国産いぐさの輸入や和室の減少により平成元年に約5,800軒あったいぐさ農家さんが平成28年では約480軒にま減ってしまいました。
このままですと日本のいぐさが消えてしまい畳文化もなくなります。
同じ草でも中国産と国産では品質が違う
見た目同じように見える草でも、使っているうちに違いが出ます。中国産のいぐさは国産に比べささくれやすく、香りやさわり心地にも違いがあります。
この違いは生産者がいぐさの品種改良から土壌つくり、畳表の仕上げまで研究と努力を重ねたてきた結果です。粗悪品⇒畳は弱い⇒畳離れ、と悪循環になり畳離れが進む原因にもなります。
本物のたたみは香りが良くツヤがある
中国産と国産たたみの香りは明らかに違いがあります。
国産の香りはいぐさ本来もっている「干し草の香り」と泥染めに使う「染土」がブレンドされた香りです。本物の香りとツヤをぜひお客様に体感していただき国産の良さをもっと知ってもらいたい。
安心安全な熊本いぐさ
熊本たたみ表は着色剤を使わない「無着色」が原則です。染土も淡路島産の天然粘土を使用しています。いぐさ作りに必要な除草剤や殺虫剤はできるだけ少ない回数で行います。
またお米を作る、田圃でいぐさを作りを行うのでより安全と言えます。野菜や米のように「いぐさも農産物」と言う考えを理解していただきたいです。
国産たたみは人にやさしい素材
いぐさには驚くべき機能性があります。
それは二酸化窒素やシックハウスの原因とされる化学物質を吸着する事や、いぐさの香りには鎮静効果ある事、水虫の原因となる白癬菌に対して予防効果があるなどいぐさは人にやさしいく安全な素材と言えます。
価格だけを見て注文しないでほしい
安売りチラシなどに惑わされないでください。ちゃんとした「たたみ」はそんなに安くありません。畳表作りには生産者が苦労をしながらいぐさ作りをして手間をかけていぐさを織って畳表にしています。この事を理解してほしいのです。失敗しない畳選びは、しっかりと商品を見て、触って自分で確認してから決める事をおすすめします。